デザイン学研究
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竹材の染色部位と色が視覚的印象に及ぼす影響
沈 得正佐藤 浩一郎寺内 文雄久保 光徳
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64 巻 (2017) 4 号 p. 4_1-4_8

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抄録

 本稿では,タケの構成要素である表皮,維管束,柔組織それぞれの部位を異なる色で染色した場合の印象変化と,各部位と色が生じる印象変化の検討を行った。まず,赤色,青色,緑色の3色の染料を用い,タケの各構成要素をそれぞれ染色してサンプルの制作を行った。次に,被験者実験による染色竹材の印象評価を行い,得られた結果に因子分析を実施した。その結果タケの各構成要素を複数の色で染め分けた竹材は,それらの活動性因子と評価性因子の印象が大きく変化することが確認できた。最後に,サンプルの各構成要素の測色値と活動性・評価性因子の得点を用いて重回帰分析を行った。これにより活動性因子の印象には表皮と柔組織の明度,柔組織の色相が,評価性因子の印象には維管束と表皮の色相が大きな影響を及ぼしていることが明らかになった。

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© 2017 日本デザイン学会
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