デザイン学研究
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感性工学に基づいたオンライン議論システムの有効性
―家具の商品開発を事例とした検証―
西田 智裕伊藤 孝紀福島 大地仙石 晃久伊藤 孝行
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2019 年 66 巻 1 号 p. 1_1-1_10

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抄録

本研究では,オンライン上のワークショップによる家具の商品開発を事例として、オンライン議論システムにおける配色・素材・フェイズについて可視化することを提案し,その有効性および課題を明らかにすることを目的とする。可視化に向けて,参加者が配色・素材を選択しやすい表現について評価調査をおこない,投稿への添付機能を作成した。また,配色・素材・フェイズの可視化による有効性について評価調査した。これらを踏まえ,オンライン議論システムへ添付機能と可視化を実装し,議論実験をおこなった。議論実験より,配色・素材・フェイズの可視化は,議論内容の把握を支援するため,投稿を促したり,構造的な議論を促したりする効果があることを明らかにした。

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© 2019 日本デザイン学会
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