2022 年 69 巻 2 号 p. 2_51-2_56
首都圏の都市間高速道路では、約2km 間隔に設置されたトラフィックカウンタを用いて計測されたデータによって交通流の状態を把握し、交通情報を提供している。この情報提供は情報板の文字や、地図の路線上に渋滞状況を色で示すのが一般的であり、実際の交通の流れは想像しにくいものになっている。交通状況データを用いて交通の流れをCG 動画で視覚化すれば、交通状況の直感的な理解に役立つと考えられる。しかし、計測データ毎にCG 動画を生成するのは効率的とはいえない。そこで、トラフィックカウンタで計測される車両速度と交通密度および大型車混入率を変数としてCG 動画を作成し、交通流イメージのグループ化を試みた。その結果、走行速度と交通密度を変数とした類似度実験では、昼夜に限らず高速域では交通密度、低速域では車両速度の違いが交通流イメージに影響するという関係を見出した。大型車混入率を変数とした実験では、その違いには大きな差はなく、大型車混入率20%程度の変化で違いを認識できるという傾向を見出した。