情報処理活動や情報処理学習における課題達成のための資質としての基礎能力を測定する検査問題を作成、実施結果に基づき検査問題を再分析し、基礎能力の確認・再抽出・分類をした。また、MS-DOS課題やBASICプログラミング課題の成績はどの基礎能力と関連しているのかを数量的に相関係数や重回帰分析をもとに検討をした。結果として、MS-DOS課題は構造把握力や図的認知能力と関連し、BASIC課題はルール把握力やその適用力及び推論力の各能力と関連していることがわかった。また、回帰分析の結果、MS-DOS課題では基礎能力を説明変数としたモデルを用いて課題での成績をある程度予測することが出来る。