日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
会議情報
発表
F215 後続文完成から見た日本語能力測定
酒井 たか子市川 保子
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 47-48

詳細
抄録

複文の前半を与え、それに続く文を外国人日本語学習者が産出したものと日本人が産出したものの比較検討を行った結果、日本人は後続文の予測が一定の語彙、文型、機能に収束して出現する場合が多いのに対して、外国人学習者の場合は散らばりが大きかった。外国人学習者の予測の中には、文法だけから考えると誤りではないが、nativeの回答には表れないものが多い。その原因を検討し、予測能力を利用した運用能力の測定テストへの可能性をさぐる。

著者関連情報
© 1994 日本科学教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top