抄録
フィリピン理数科教師訓練センターは、日本政府の無償資金協力(約20億円-建物、機材を含む)として、1990年にフィリピン政府に供与された。その後、この有効利用とこのセンターを高度な機能と能力を持つ理数科教師訓練センターにレベルアップするため、1994年6月よりプロジェクト方式技術協力(5年間)が開始された。1995年6月の時点で10名の日本人理数科教育専門家が派遣され、実験実習に焦点な当てた理数科教育の発展をめざして技術協力な展開している。以下、本プロジェクトの現状と課題について報告する。