抄録
数学教育において、3次元グラフィックスは非常に魅力的な教材である。特に視点を変えたり動かしたりといった、グラフィックスの動的な表示は、空間認識に有効である。近年のWWW(World Wide Web)の技術は、ネットワークを意識しないでデータにアクセスすることを可能にしている。 数式処理システムを用いることにより、教材として(さまざまな授業形態で)使えるグラフィックスが描ける。そのデータをWWWに載せ、インタラクティブなソフトウェアで表示し、操作することにより、学生や生徒の数学活動に広く反映させることができる。