抄録
学校教育は、教室内で行われることが多い。しかし地学では野外での教育が重視されている。野外で、地学の対象とする自然界の現象に直接触れることは、野外にはわれわれの常識では説明できないことが、まだまだたくさんあることを示してくれる。そのようなとき、これまでは生徒に対して、「自然界の現象は複雑だから説明できない」と述べることが多かった。複雑と云う言葉が、「できない」の代わりに使われててたことになる。複雑だからできない、のではなく、複雑として理解する方向に、われわれの態度も変える必要があることを指摘する。