29-5D4 日本語会話練習データベースJACOP_<S/F>DBの開発

抄録

日本語の文法には、「やりもらい」のような他の言語と対応のない言語体系や「敬語」のような対人関係の把握が使い方を決定するものがあり、それらは説明や数回の模倣だけでは習得が難しい。本研究では外国人の日本語会話教育を効果的に行うためのデータベースの開発を行った。データベースは画像データとシナリオ、機能、場面による構造を持ち、目的に応じた検索によって、言葉の使い方や言い方の違いが比較できるようにした。本稿では、その設計思想、開発手順と応用例について述べる。