抄録
子どもたちは, 自ら新しい自然観を創り上げていくことができるという「動的自然観」に立ち, 子どもたちの素朴概念から引き出した仮説を検証していく「仮説一確証・反証」の指導法を通して, 小学校第5学年理科「物の運動〜振り子〜」を実践した。子どもたちから, 振り子の等時性に関わる要因は,「糸の長さ」「糸の振れ幅」「おもりの重さ」の3つが出された。それぞれの仮説を検証していく中で, 自分の仮説や実験方法を振り返りながら, 「糸の振れ幅やおもりの重さには関係ない。」「糸が短い方が時間が短い。」という新しい自然観を創り上げていくことができた。