抄録
IEA (国際教育到達度評価学会)が1995年に実施した第3回国際数学・理科教育調査において,ぺーパーテストの中に理科の自由記述形式問題が初めて導入された。日本とオーストラリアの小学校3・4年生および中学校1・2年生の理科の自由記述問題への解答内容を詳細に分析した結果,解答の記述量については,文字数(日本)および英文ワード数(オーストラリア)の分布は同じ傾向を示し,学年が上がるにつれて記述量が多くなる傾向がみられた。また,使用している用語についても,問題の解答として予想される用語を両国の児童・生徒とも同じように用いていることが明らかとなった。