甲子園大学
p. 425-426
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臨床心理学は、心理療法といった臨床実践を基礎に持つ領域である。その方法論の特徴は、観察者(研究者なり冶療者)が治療の場という観察野に含まれており、治療者の主観性を抜きにすることはできない点にある。このような立場からなされる研究は、個性記述的な事例研究となる。しかし、事例研究を進める場合、主観性に埋没する危険がある。それを補うためには、客観性や実証性を持った法則定立的な研究方法をまず身につけることが有効である。その上で、教育実践研究にも、「私」を含んだ「場の理解」の視点が必要ということができる。
日本科学教育学会年会講演論文集
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