日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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発表
29C-2 イギリスCASEプログラムに見られる理科教授の教科横断効果 : 理科を学ぶと数学や国語の成績も良くなる?
隅田 学
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p. 141-142

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抄録
本研究は,近年の認知研究成果に基づき,理科カリキュラムにおける教材配列を再検討する研究の一環である。新ピアジェ理論に依拠するイギリスCASEプログラムは,理科の内容を扱うプログラムであるにも関わらず,GCSE試験等で,理科のみならず数学や国語においても成績向上でその効果を上げている。また,領域固有な知識観に基づき,新しい枠組みからのカリキュラム設計を提案する研究も出現している。本研究では,これらの動向をレビューしながら,学習者の常識知の発達とそれに沿った理科教材配列の在り方を検討する。
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© 2000 日本科学教育学会
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