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環境教育における「環境」とは, 第一義的には自然であり, 人間とのかかわりにおいて捉えた自然である。まず, 環境教育を捉える枠組みとして, 「教授・学習の対象となる環境世界」, 「教授・学習活動の類型ないし段階」, 「環境テーマ領域」及び「学年・学校段階」を挙げた。次いで, 環境教育の立場から, 理科, 社会科, 家庭科, 技術・家庭科, 国語科, 算数・数学科, 「総合的な学習の時間」の問題点, 教科と科目との関係の問題性について指摘し, それらを解決する方向性について論及した。