抄録
学術の意義が問われ, Science for Scienceとともに学術の社会への貢献Science for Societyが求められている。これまで考えてきた統計教育, “統計的なももの見方・考え方”の力の育成(統計“学”の教育ではない)も, 再構築する必要がある。数理の世界に裏付けられた論理的・抽象化・一般化する力の上に, 具体的問題解決を追究する独自の構想力とともに, 統計の社会的有用性の側面が一層の強化が必要との考えである。①確かなデータを集め, ②それに基づいて傾向を読み取り, ③事象の背後にある本質を追究しモデル化し, ④意志決定, 判断する力, ⑤実証的科学的な探究力の育成に加え, 世界の3大課題を統計的に追求し, ⑥社会の諸問題に対する“合意形成の力”の育成を目標との提案をする。