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小柴 昌俊
原稿種別: 本文
p.
1-2
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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木村 捨雄
原稿種別: 本文
p.
3-4
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
人類史的視点に立って, 持続可能性への進化に向けて, 学術, 科学技術の意義, 人類・人間と人間との関係, 知の再構築の論議, 提案が展開されている。教育の世界も, 科学・技術教育の世界も, 新しい視点に立った科学技術教育政策の推進(「新世紀型理数科系教育の展開研究」「高等科学教育」, 実践的には「科学技術・理科大好きプラン」, SSHなど多様)され出した。未来展望的に科学技術教育, 理数科系教育のあり方を論じる。
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石川 憲一
原稿種別: 本文
p.
5-6
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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小林 興
原稿種別: 本文
p.
7-8
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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波田野 彰
原稿種別: 本文
p.
9-10
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
物理のカリキュラムに対して理学・工学の基礎科学としての役割を考え見直す時期が来た。
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細矢 治夫
原稿種別: 本文
p.
11-12
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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飯高 茂
原稿種別: 本文
p.
13-14
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
科学技術、特に情報技術に関して近年、急速な発展があり、一般市民社会に科学文明の成果は大きな影響を与えるようになった。しかし数学教育は伝統的な教育方法によるのが主で、目を瞠るような新しい展開がないし、目指すべき大きな新目標があるわけではない。地道に進むしかないのではないか。
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下條 隆嗣
原稿種別: 本文
p.
15-16
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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藤田 宏
原稿種別: 本文
p.
17-20
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究は課題研究B : 『高等教育 : 21世紀を担う高等科学教育』に属するものであり, 大学における科学教育は, 「科学教育はアートである」との理念に基づき構想されるべきであると主張する。その理念は, 科学-科学教育学の責任ある連携, 科学者-科学教育家の相互に尊重しあっての協力の拠りどころである。
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細矢 治夫
原稿種別: 本文
p.
21-22
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
従来、我が国の理数科教育はその水準の国際的な高さを誇って来たが、近年の学生生徒の学力低下の傾向には目を覆うものがある。この原因には、文部省、文科省の教育水準低下の大方針があるが、その他に、数学教育の専門家の、自然科学に対する無知、数学教育に対する理工系専門分野からの要求の無視、数学至上主義という時代錯誤から来た数学教育の歪みの顕在化が大きな原因となっていることを指摘し、問題提起を行った。
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伊藤 卓
原稿種別: 本文
p.
23-26
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
1999年11月に発足したJABEE(日本技術者教育認定機構)による、理工系高等教育機関の教育プログラム認定作業が次第に定常化してきた。「技術者」の定義から始まって、国際的同等性を重視するこの「認定制度」の意味するところと仕組みについて解説を施し、この認定制度が高等科学教育のみならず初等中等理科教育のレベル向上に及ぼす効果についての問題提起を行った。
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松香 光夫
原稿種別: 本文
p.
27-28
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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池田 文人
原稿種別: 本文
p.
29-30
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
グローバル化が進む現代社会において、企業が求める資質も学術研究の分野で求められる資質も、迅速かつ質の高い問題解決力である。これを左右する重要な能力は「質問」であり、質問を通じて問題解決力を育成する授業を北海道大学の全学教育において展開している。こうした技術的な問題解決力の育成以上に現在の高等科学教育にとって重要なことは、科学を志向する哲学である。
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小川 正賢
原稿種別: 本文
p.
31-34
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本発表の目的は, 年会企画委員会の求めに応じて, 筆者のこれまでの研究とその成果を要約し, それに基づいて, 現代日本社会という特定時空において直ちに実践可能な科学技術教育活動を展望することにある。これまでの研究として, STS教育に関する研究と科学教育の文化研究という二つの領域を取り上げる。また, それらの研究成果を実践活動に生かすための「科学技術教育」観を創成するために, 「教育の科学技術教育化」という視点を設定してみる。この視点に従って, 今すぐに実践可能な新しい科学技術教育活動の事例を具体的に考案する。
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大谷 尚
原稿種別: 本文
p.
35-38
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
小論では、科学教育ならびに科学教育研究における質的研究の意義について述べる。まず、今日的な意味での質的研究の定義、その特徴、多様な思想的・手法的系譜について述べ、質的研究の枠組みを示す。つぎに質的研究の手続きについて、データ採取・収集、データ作成、分析と理論化、等の点から述べる。さらに研究倫理について触れた後、量的手法との関係を、「仮説」の意味の違い、研究的役割の違い、背景とする認識論の違い、両者の親和性と併用、の各点から述べる。最後に、最近の科学教育研究を、そのデータや手法の点から外観した上で、質的研究が科学教育にもたらすさまざまな可能性についてまとめる。
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清水 静海
原稿種別: 本文
p.
39-42
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
20世紀から21世紀への変り目で、わが国の学校教育の枠組みが大きく転換した。この転換は、今後の学校数学の展開にとっては望ましい方向と言えるが。課題は、この大きな転換に現行の枠組みで適切に対応できるかどうかである。このような問題意識から、「小学校高学年以降へのグレード制の導入」、「学校数学における小・中・高等学校の一貫性」、「学校数学の内容のを記述枠組みの改善」、「テクノロジーの活用を視野に入れた新しいコースの開発」、「義務教育で取り上げる学校数学の程度・範囲とその根拠の明確化」及び「高等学校段階における多様な生徒への対応を可能にする科目構成」を中心に学校数学の抱える課題とその解決または改善のための提言をする。
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高橋 均
原稿種別: 本文
p.
43-44
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
中等教育の危機が叫ばれて久しい、最近では学力低下問題がクローズアップされている。一方、小・中学校は昨年度から、高校は今年度から新教育課程が実施された。新課程では、学校5日制や総合的な学習の導入などにより、教科学習の時間数が削減され、指導内容も大きく精選されている。学校現場では、新教育課程をどのように編成していったらよいか、あるいは、各教科で具体的にどんな内容を、どのような指導方法で授業実践していったらよいかなど、試行錯誤をしているのが現状である。このような混沌とした状態の中で、理数嫌いがさらに増えていくことは誰もが予想できることである。しかし、学校現場の工夫で、これをなんとか歯止めしたい。これは、数学教師なら誰でも考えていることであろう。ここでは、中等教育の現状を報告し、学校現場の工夫の一例として、中・高の連携を考えた数学科中高一貫カリキュラムの編成と、生徒が主体的・意欲的に学ぶ授業づくりの提言をし、今後の数学教育のあり方を探りたい。
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遠西 昭寿
原稿種別: 本文
p.
45-48
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
理科教育の抱える問題の由来を歴史的に考察した。さらに科学哲学と構成主義の立場から授業とカリキュラムの改善を提案した。さらに、理科の目的・目標の設定についての考え方を提案した。
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小田 泰史
原稿種別: 本文
p.
49-52
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
新しい学力観のなかで広まってきた教えることを批判的にみる風潮は, 今期指導要領の実施に伴いますます強くなってきた。科学を楽しみながら科学を評価できる児童生徒を育てるためには, どのような方策が必要か。教えることを授業にどのように位置づけるかを示すことで提案する。
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松浦 正史
原稿種別: 本文
p.
53-56
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
平成以来のわが国をポストモダン社会と捉え、それに備えた新教育パラダイムの基で、技術科教育の先行研究の中からその萌芽を見出した。認知心理学を基底とした知識ネットワークを構成するスキーマ理論が生徒の学習のメカニズムを技術科教育に発現し、学習指導法や授業設計の中心的役割として位置づけた。さらに、社会的構成主義の学習モデルに沿った実践を紹介している。また、所定の手続きをへて、生徒の内的状況の構成概念をたて、それに基づく尺度構成をおこない、関心・意欲・態度の評価を客観化する方向性を示した。最後に、少ない授業時間で生徒に多くのものづくりの経験をつませる学習モジュールの構想を述べ、幾つかの開発事例を示している。
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森本 宏伸
原稿種別: 本文
p.
57-60
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
中学校技術科教育における教育現場の課題を明らかにすることを研究の柱とし, 従来から言われていた課題について調査票を用いて明らかにした。これらの結果は, 改善方法を検討する上で重要であり, 貴重な資料とすることができると考える。調査結果から, 技術科教育の改善につながる複数の課題が明らかとなった。多くの教師は, 少ない授業時数の中で, 生徒の能力や適正に応じた弾力的なカリキュラム編成を望んでおり, これらの問題点を改善するために, 現行のプロジェクト法と平行して, 複数の題材を短時間で学習することの可能な学習モジュールの導入を提案した。
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加藤 竜吾
原稿種別: 本文
p.
61-64
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
数学教育と理科教育との関わりについては, 古くから議論されていることである。現行の学習指導要領から算数・数学的活動が算数・数学科の目標に取り上げられ, より現実事象との関わりが算数・数学教育においても議論されるところとなってきている。そこで本稿では, 理科教育における探究の過程が数学教育における数学的モデリングと同一視できることを指摘し, 理科教材から見た数学教育のあり方について考察する。
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白石 和夫
原稿種別: 本文
p.
65-68
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
21世紀は数学が社会を支える基幹教科となる時代である。そこでは, 数学の内容も学び方も変化しなければならない。しかし, 変化を実現するためには, 学習指導要領の作られ方が根本的に改められなければならない。
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筧 直之, 杉山 武志, 倉 恒子, 小西 宏志, 鈴木 英夫
原稿種別: 本文
p.
69-72
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
自己の学習過程をポートフォリオとして蓄積し、振り返ることも重要だが、他者との関わりにおいて自己の学習成果を発信し、比較し、吟味しあう活動から、他者の考え方の多様性を学び、自己を振り返ることも重要である。著者らは、生徒が自己の学習成果を簡単に発信でき、かつ生徒間および教師/生徒間の交流を促進できるWebポートフォリオCoCoFolioを開発した。本稿では、システムの概要と授業実践について報告する。
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清水 克彦
原稿種別: 本文
p.
73-76
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究では、学校外(オフ・スクール)における数学教育の必要性、またそのためのカリキュラムとシステムの構築に関する基礎的な検討結果について報告する。まず、オフ・スクールにおける数学教育では、その目的、教育対象、内容に関して、学校における数学教育とかなり異なったカリキュラムの構成ならびにデザインが必要であることを指摘した。また、オフ・スクールにおける数学教育では、インターネットが有効なメディアとして期待され、数学教育の新しいディストリビューションが行われる可能性があることも指摘した。
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町田 彰一郎
原稿種別: 本文
p.
77-80
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本論の方法は、「21世紀中葉の数学教育課程のありかた」について、現状の学力の実態調査から入るのではなく、高度情報通信社会がどのような特質を持つ社会になるのかを分析し、そこから、演繹される教育的課題・数学教育的課題を導出することをからアプローチした。その結果、情報通信社会を推進する人間の育成という視点とは違った、こうした社会が一般の市民に与える社会的変容とそこにおける教育的課題・数学教育的課題のいくつかを同定することが出来た。
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大高 泉
原稿種別: 本文
p.
81-82
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学校教育と生涯学習における科学教育の相互関連性を科学教育力の再生産サイクルとして捉え、両者の連携・相補による学校教育・生涯学習における科学教育の充実への展望の一端を示した。特に、科学への多様なアプローチを提案した。
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磯崎 哲夫
原稿種別: 本文
p.
83-86
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
イギリスにおける科学教育の目的論の分類化とそれに関連するカリキュラム・ポリティックスを分析し、科学教育が誰を対象として行われてきたのかを明らかとした。そして、21世紀初頭における科学教育の目的とは何か、について検討した。
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熊野 善介
原稿種別: 本文
p.
87-90
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
新しい科学・技術の知識が生成するための科学教育体系の構築について、様々な角度から考察を進めた。まず、日本のための科学教育スタンダードの作成が切望される理由と、その内容に関する議論が展開されている。そして、アジアの中の日本の科学教育の利点と改善点を明確にしながら、今後の科学教育の展開の可能性をまとめた。
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小林 辰至
原稿種別: 本文
p.
91-92
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
「知の創造」を目指した科学教育を実践するにあたって, どのような解決すべき課題が存在するのかを, 工業高校の課題研究における実践事例(たたら製鉄再現実験)を通して検討した。その結果, 「既有の知識・理解(概念)のネットワーク化を保障する指導」「生徒の自律性を育成する指導」「試行錯誤のための時間確保」の必要性が認められた。
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福田 正弘
原稿種別: 本文
p.
93-94
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究では、社会科及び社会系教科における数理教育の可能性を探るため、高等学校地理歴史科において、生徒が古代の人口推計を行うという学習活動を取り入れた実験授業を行った。その結果、生徒は社会系教科と数学の関係イメージを変化させ、また専門科学そのものへの興味も深めた。この結果から、社会系教科における数理教育の可能性が示唆された。
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飯島 康之
原稿種別: 本文
p.
95-96
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
筆者が基盤としている方法として, (1)学習環境の設計と実装, (2)Webアプリケーション化による「どこでも使える環境」作り, (3)組織的コンテンツ開発, (4)教師集団との協力体制についてのべた。
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伊東 幸宏, 小西 達裕
原稿種別: 本文
p.
97-100
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本稿では、現在開発を進めている高等学校化学を対象とする知的教育システムについて論ずる。まず、知的教育システムが実用化のレベルに達するために克服すべき問題について概観し、我々の問題意識を明確にする。次いで、開発中のシステムの概観を紹介し、我々の問題意識をシステム設計にどのように反映させているかを示す。特に、長期的利用に耐えうる知的教育システムという観点から考察を行う。
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川本 佳代, 新井 紀子
原稿種別: 本文
p.
101-104
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
21世紀の社会においては高い科学的創造力を身につけた人材の育成が必要とされる。そのために子どもたちが継続的に科学を創る経験ができる環境として, 2002年6月にインターネット上の学習コミュニティ"e-教室"を開校した。その現状を報告し, 学習を保証するための課題を学習者の参加状況と学習支援の観点から明確にする。最後に課題を解決するための方策を提案する。例えば, 奨励活動, 学習成果のフィードバック, 学習過程の蓄積等である。
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永井 由佳里
原稿種別: 本文
p.
105-106
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究は, 理数科系科目における独創性・創造性と論理的な思考力を高めるために, デザイン思考を用いた理数科系授業の展開のための基礎的枠組みを得ることを目的としている。そのためには理数系科目の学習における創造性の位置付けとデザイン思考の役割を明確化する必要がある。これを得るためには, デザイン観察実験を用いて創造的思考過程の構造把握を図る方法が考えられる。本研究においてはまず, 従来のデザインにおける創造的思考過程の構造化過程に関する研究について再検討し, 理数科系教育の実践にデザイン思考を取り入れるための有効な方策を探る。
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岡本 真彦, 加藤 久恵, 西森 章子, 三宮 真智子
原稿種別: 本文
p.
107-110
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
我々の研究グループでは, 数学的思考から一般的・論理的思考への転移を導くための教授プログラム開発することを最終的な目標として, 認知心理学的なアプローチから転移のメカニズムを解明しようとしている。特に, 本稿では, 我々の研究アプローチの特徴のうち, 認知機能ベースの評価, メタ認知の重視, 転移の動的アプローチ, 学習者研究と教授者研究の融合, の4つのポイントについて解説した。そして, 我々のグループがこれまでに行った4つの研究について紹介した後, 今後の課題を示した。
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木村 捨雄
原稿種別: 本文
p.
111-112
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
科学技術教育およびその研究推進が矢継ぎ早に展開されている。特定領域研究「新世紀型理数科系教育の展開研究」であり, 「科学技術・理科大好きプラン」の一環としてのスーパーサイエンスハイスクール(SSH)であり, 多様な形で展開がなされている。研究開発SSHの実践的試行の中での, 理数に重点を置いたカリキュラム開発, 高大連携方法, IT利用など, この2つを関連させながら, 未来展望的に科学技術教育, 理数科系教育のあり方, その意義, 問題点を追求する。
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伊藤 卓
原稿種別: 本文
p.
113-114
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
政府の科学・技術振興施策の一環として文部科学省が採り入れたSSHが2002年度から全国の26の高校を対象にして実施され、2003年度にはさらに26校が加わった。SSH指定校では、理科・数学に重点を置いたカリキュラムの開発という目標のほかに、大学や研究機関との効果的な連携方策についての研究推進も重要な課題の一つになっている。これに関連する大学等における高大連携の実績の一端を紹介し、それに関わる問題提起を行う。
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鳩貝 太郎, 松原 静郎
原稿種別: 本文
p.
115-116
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
文部科学省は, 平成14年度から「科学技術・理科大好きプラン」の一環としてスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の研究開発を始めた。初年度は26校が指定され, 理数に重点を置いたカリキュラム開発や高大連携方策などの研究が行われている。研究開発についての捉え方は多様であるが, 指定校の多くが学校設定科目の設置, 地元の大学や研究機関との連携方策などの実証的研究を行っている。
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野瀬 重人, 進藤 明彦, 宮地 功
原稿種別: 本文
p.
117-120
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
岡山県立岡山一宮高等学校は、1学年が普通科7クラス、理数科2クラスで運営されている。この内の理数科は、大学との連携を図りながら生徒が主体的に研究活動の出来る「課題研究」を積極的に行うことにより、生徒の創造力を高めることを教育の中心において指導を行ってきた。平成14年度にはスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けたことから、新設科目の設置や大学での講義への参加等を取り入れながら指導の一層の充実を図ってきた。その成果の一つである「課題研究」は、このたび学会(日本生態学会ほか2学会合同の中四国支部発表会、本年5月、島根大学で開催)に招待され、パネル発表を行った。学会に参加した多くの専門家から、多数の質問を受けるとともにお褒めもいただいた。これらのことを含めて、ここにその一連の教育活動を報告する次第である。
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羽曽部 正豪
原稿種別: 本文
p.
121-122
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
生物科学・生命科学の飛躍的な進展とその社会的重要性は、高校生物の教育実践の場に少なからず影響を及ぼしている。その対策例と位置付けられるSSH、 SPPなどの先導的試みでは、大学や研究機関との効果的な連携策について研究・開発を進めているが、普段に生徒と接し新知識を正しく教授しようとする高校教員側の努力も不可欠である。しかし、現代生物科学の多彩な蓄積は教員による自己研修の限界を越える様相にあり、実験講習を含む教員研修のあり方や研修支援方法の検討は今後の重要課題と考えられる。本報告では「生物教育会」などの教員組織による研修やその取り組み、また演者が担当した実験講習などの例からその現状を報告し且つ幾つかの課題を提示したい。
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波田野 彰
原稿種別: 本文
p.
123-124
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
SSHの発足は高校の理科教育にこれまでの教室内から外との連携という開かれた教育へ新たな動きを加速させた。これは理科教育を本来の姿へ転換していくものと期待している。
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小川 義和
原稿種別: 本文
p.
125-126
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
使命の異なる機関が連携し, 共同事業を行うことは, 科学教育において新たな局面を創出する可能性がある。本稿では, まず博物館等の学校外教育機関における学習の特性を考察し, 時間的・空間的に広がりのある学習の在り方を提案する。次に連携の結果, 期待される成果を検討する。それは, 科学教育における学校, 博物館, 大学等の存在意義を考察することにつながり, 科学教育の目標を問い直すことになる。
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服部 陽一, 松石 正克, 谷 正史
原稿種別: 本文
p.
127-130
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
金沢工業大学は1995年度を期してカリキュラムを一新した。そこでは学生がその時点で有する知識を駆使して工学的に価値ある成果を生み出す「工学設計」という科目を中心に据えた。またそれより2年前に学生が余暇に図書館に行くのと同じような気軽さで訪れると自由にものづくりが楽しめる施設「夢考房」を開設した。これらの根底にある考え方は, 「教員が教える教育」から「学生が自ら学ぶ教育」への転換こそ焦眉の急であるということであった。今や「工学設計」は本学カリキュラムの主柱として重要な位置を占めるようになり, また夢考房からは自ら学ぶ学生が確実に育ち, 社会に雄飛するようになった。以下それらについて述べる。
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中山 迅
原稿種別: 本文
p.
131-132
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
筆者が宮崎大学のスタッフとして, 宮崎県内の小・中学校の理科関係教師や博物館関係者と連携して取り組んできた教育実践の事例を紹介して, そこに見られる対話のあり方を検討する材料とする。
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中川 人司
原稿種別: 本文
p.
133-134
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本報告では、宇宙機関が実践する教育アウトリーチプログラムの事例を挙げて、その有効性及び問題点について考察した。
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下山田 隆
原稿種別: 本文
p.
135-136
発行日: 2003/07/20
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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本研究は, アンケート調査等を基に, 学校と博物館をつなぐボランティアについて報告する。
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