日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 3G2-J4
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発表
3G2-J4 遺伝子組換え食品問題に対する社会的意思決定をテーマとしたCSCL活用型科学教育カリキュラム : 獲得した意思決定能力は他の文脈でも発揮されるか?(科学認識)
坂本 美紀藤本 雅司稲垣 成哲山口 悦司竹中 真希子大島 純大島 律子村山 功中山 迅近江戸 伸子橘 早苗山本 智一
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抄録
筆者らは,遺伝子組換え食品問題に対する社会的意思決定をテーマとした小学生のための科学教育カリキュラムを開発している.本研究では,このカリキュラムの評価の一環として,育成した社会的意思決定の力,すなわち賛否両論を踏まえ,そのバランスを考慮しながらコンセンサスを創出する能力が,他の科学技術問題に転移するかどうか検討した.カリキュラムの前後で,原子力発電に関する社会的意思決定を学習者に課し,記述の内容を比較した結果,転移が認められ,特にコンセンサスの観点で向上が見られた.
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© 2005 日本科学教育学会
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