抄録
色素増感太陽電池は,シリコン型の太陽電池に比べて材料が安価で製法も容易であり,理論上の変換効率が高いことから,新しいタイプの太陽電池として注目を集めている。導電性ガラスの表面に二酸化チタン膜を焼き付けて,そこへ天然色素を吸着させ,ヨウ素溶液を電解液としてもう一枚のガラス板で挟むという簡単な方法で色素増感太陽電池を作成した。ここへ太陽光やOHP光を当てることにより,電流を取り出し,自作のクリップモーターを回転させることができた。色素増感太陽電池を児童・生徒に自作させ,太陽光発電を体験させて,環境保全とエネルギー問題,科学技術の発展のあり方について考える教材としたい。