抄録
現在、教科「理科」関連学会協議会では高校の必修理科の内容について検討している。この科目が実現した場合の、中学校と高等学校における理科の内容の連携について、主に地学分野を例に挙げて論じた。中学校においては、物理、化学、生物、地学の分野を超えて、それらの内容の関連を扱うことは少ない。そのため、高等学校の必修理科を国民の多くが最後に学ぶ理科であると考えれば、そこで中学校までに学んできた内容をまとめることが期待される。また、その後の自然科学の学習のためには幅広い内容を扱うことも期待される。その際には人間と科学の関係などにも配慮し、身近な科学を扱う必要があると考えられる。