抄録
筆者らは,Webカメラを用いたビデオクリップ自動作成システムを小学校の理科授業に導入し,実践的な評価を行ってきた.本研究では,新たに機能拡張された画像並置機能を用いた実践的な評価を試みる.具体的には,小学校6年生の溶解現象を扱う単元に画像並置機能を導入し,結晶のでき方について徐冷実験と急冷実験を比較させた.実験群と統制群を評価した結果,実験群は統制群に比べて,結晶のでき方に関する記述得点が高いことがわかった.さらに,事実に基づく記述が多く見られ,誤概念に関わる記述が少ないことから,画像並置機能の有効性が示唆された.