日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 2G2-A2
会議情報
発表
2G2-A2 日本の中・高校生における"Nature of Science"の理解に関する比較研究(科学認識,一般研究発表,転換期の科学教育)
鈴木 宏昭大高 泉
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
本研究は,日本の中学生と高校生の"Nature of Science"に関する理解の実態を質問紙調査とインタビュー調査によって明らかにし,その実態を比較することを目的とした。調査の結果,主に次の2点が明らかになった。まず,日本の中学生や高校生の多くは,科学知識が可変的でないと理解していたことである。次に,科学知識の生成における社会・文化的影響があると認識している日本の中学生の割合は低かった。一方で,影響があると認識している高校生の割合が,中学生に比べ若干増加していたことである。しかし,これら2つの調査項目に関する日本の中学生と高校生の理解の結果は,欧米の先行研究における結果に比べともに低かった。
著者関連情報
© 2007 日本科学教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top