抄録
生きた細胞を使わず試験管内の反応を利用してタンパク質を合成する実験教材とそれを組み合わせた実習体験型教育プログラムを考案し,大学生,高校生,中学生を対象として実施した。また同様の授業を国外(タイ,中国)の高校と大学においても実施した。目標は生命現象を正しく学ぶことを通じて,物理や化学の理解も深めるルネッサンス型理科教育プログラムの開発である。質問やアンケート回答から,多数の学生が実験内容や生命科学に関心を示したと判断した。これらの学生がさらに学習を続け,生命に対する正しい認識を社会において役立てることが期待される。