抄録
2007年に結果が公開されたPISA2006では,科学的リテラシーが調査の中心分野であり,日本は上位グループに位置していることが示された.一方で,生徒の「科学に対する態度」は,諸外国と比較して肯定的な回答が全般的に少ないことが示されている.本研究では,生徒質問紙によって測定された「科学に対する態度」が「科学的リテラシー得点」に及ぼす影響の構造を詳細に検討するために,PVs(Plausible Vales)で示された科学的リテラシー得点を用いる方法について再考した.また,日本のデータより2つの潜在的な集団を抽出し,両者の特徴を明らかにした.