抄録
ネットカフェ難民や漫画喫茶難民などと言われ、住所を持たない者が多くなり社会問題になっている。一方で、首都圏では「ゲストハウス」と呼ばれるものが増えてきている。一戸の集合住宅の間取りを二~三人でシェアし、相場の賃料よりも安く借りることができる賃貸スペースである。このスペースに彼らが利用し始めている。貸主は、同居して住居費負担を減らすこともできるし、オーナーとして賃貸事業で利益を得ることができる。借主は、安価で快適な住居と住所を持つことができる。この「ゲストハウス」は、かなり古くて安い集合住宅を改装して活用することが良い。少ない投資で済むことも魅力の一つという訳である。本稿では、この社会問題の一つの解決策としての「ゲストハウス」ビジネスの展開法を考察する。