抄録
本研究は総合的な学習の時間を使い、「高性能な紙コプター」を作ることを目標に授業を行った。生徒に紙コプターを作らせ、羽の長さを変えることによってどのような違いがあるのか、「高性能な紙コプター」の羽の長さについて、度数分布表やヒストグラムなどを活用し、分析を試みた。この実践では、「統計的探求プロセス」を明確にし、資料の傾向の読み取り、考察した内容を次に生かすことをねらいとした。そのため、毎時間の活動が、「統計的探求プロセス」のどの部分に該当するのかを明確にして実践を行った。また、「高性能な紙コプター」を作るために何が必要なのかを自分が作った紙コプターのデータをグループで分析する活動を通して考えさせ、その考えを基にして生徒各自に「高性能な紙コプター」を制作させた。その結果、性能を考えるなかでヒストグラムの有効性に気付くことができた。