日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 2A1-J4
会議情報
発表
2A1-J4 原子力発電所を活用した放射線教育の実践とその効果(科学技術ガバナンスの形成のための科学教育論の構築,課題研究,学びの原点への回帰-学習の質を高める科学教育研究-)
奥野 健二大矢 恭久中武 貞文
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
学校教育では学習指導要領の改訂により、放射線教育が取り入れられるようになった。放射線教育では、その応用例として原子力発電についての学習が一連の放射線教育と関連づけて取り扱われることが多いが、原子力発電所での放射線管理の取り組みに関する理解は座学だけでは理解しにくい。そこで、静岡大学理学部が実践している原子力発電所と連携した「放射線管理実習」の一部を教員向けに開放し、原子力発電所現場での放射線管理や安全対策を実際に体験し、今後の学校教育に役立てていこうとする取り組みを行った。その結果、これまであまり放射線や原子力について知らなかった学生ほど、実際に原子力発電所現場を訪問することにより理解を促進することができることが示された。
著者関連情報
© 2013 日本科学教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top