抄録
本研究では、保育実践の対話場面における新人保育者の語りに注目し、新人保育者にとってknownになったはずの目の前の子どもの存在が、先輩保育者との語り合いの中で再びunknownな存在となり、もう一度、子どもの姿を捉えなおすきっかけを得て、新たな子ども理解に向けて歩んで行こうとする姿について考察する。保育実践の場では、保育の振り返りは日々行われており、よりよい保育に向けての語り合いがなされている。その中でunknown questionを同僚とともに捉え、向き合っていくことは子どもを理解して行く上で欠くことのできないことであることが示唆された。