新しい学習指導要領では,小学校教育においてプログラミング教育が実施される。学習指導要領の中に,プログラミング教育を行う具体的な単元も挙げられている。その単元での学習からプログラミング学習へと移行する際の教材が重要となる。小学校理科の「電気の利用」を題材として,理科の学習活動からプログラミング学習へと移行する際に,ロボット「ネコライト」と「ロボホン」を教材として活用する方法を検討した。「子どもゆめ基金」の助成を受け,「子ども自然・科学体験大学」の中で,講座を実践したところ,プログラミング学習やロボットへの関心・意欲を高めたり,電気の利用についての理解を進めたりするのに一定の効果があることが示唆された。