日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
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専門設備を用いない微生物観察用教材の開発に関する考察
*佐久間 優山下 康弘長 田 学
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p. 307-308

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抄録

味噌や醤油、酒など微生物は生活に密接に関わっているが、実践的な内容はあまり授業で取り扱われていない。現在の中高理科教育における微生物の範囲では、食物連鎖の中において『分解者』である事を座学で伝えるまでに留まっている。このように、現在の学校現場では教育内容が設備に左右されてしまっている。東京都吃科学技術高等学校(1)(以下、本校)は、平成 13 年に開校し、平成 19 年に文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定され、10 年が経過し、現在は理数リーディング校に指定されている。本校は、微生物実験の環境が整っているため、実践的な内容の充実が可能である。そこで、本校設備を用いて多くの中高で利用可能な微生物観察教材の開発を本研究の目的とした。

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