主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第44回年会
回次: 44
開催地: 兵庫教育大学
開催日: 2020/08/25 - 2020/08/27
本稿では,COVID-19(新型コロナウイルス感染症)によってもたらされた教育・学習環境の変容に際して,その感染の伝播と時を同じくして実施された研究倫理の遠隔教育の有効性を評価し,将来を展望するものである.履修の前後の学習者の意識の変化を把握する調査を行った結果,学習の効果が数値的に示されるとともに,自由記述を通じて,総合性,社会性,創造性の育成にも寄与する可能性が示唆された.COVID-19の経験は,教育と学習の現場に様々な困難と課題をもたらし,それらの解決への真摯な議論は必須である一方で,これからの,すなわち,アフター/ポストコロナの時代の新しい教育・学習の地平を切り拓く契機としても作用していく可能性が高い.引き続き,長期的な観点から,多角的かつ創造的な考究を進めていくことが求められる.