主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第44回年会
回次: 44
開催地: 兵庫教育大学
開催日: 2020/08/25 - 2020/08/27
身近な自然環境を出発点とする科学教育の場面において,学習者が目前で素朴に認識できる現象と科学館で学習できるような科学原理との対応関係が直感的に自明でない場合がある.このような場合,目前の問題に必要な科学原理を選択し,再統合再構成してから適用するスキルが必要となる.博物館の展示空間のような任意参加のnon-formal educationの場では,学習者が自発的に参加しようと思える強い「動機づけ」が個々の学習段階に必要であり,このようなスキルの修得にも欠かせない.そのための手法としてどのようなものが考えられるかをこれまでの実践経験を再検討して整理した結果,学習者に意識させる「中間目標」の設定が本質的であることが明らかになった.これまでの経験からは,中間目標を擬人化して感情移入できる主体とする方法の可能性や,最終目標から遡って中間目標を自ら設定できるよう誘導する方法の可能性が指摘されている.