主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第46回年会
回次: 46
開催地: 愛知教育大学
開催日: 2022/09/16 - 2022/09/18
本研究では,大学生が科学技術に関連する社会的諸問題(SSI)に対して意思決定をする際の思考のプロセスについて検討した.その結果,(1) 意思決定において,賛成,または反対のいずれかであっても,多くの場合,賛否の割合は,100%の賛成,または反対ではないこと,(2)授業の最初と最終の段階での賛否の割合の変容は,多くの場合,10%~20%程度で大きく変化しないこと,(3)最初と最後の賛否の割合に変容が見られない学生でも,学習の途中段階において,賛否の割合の変容が見られたことから,多くの場合,意思決定の際に葛藤があったことが推察されること,(4) 賛否の割合の変容に最も影響を与えているのは,自分が収集した資料の内容をグループ内で発表したり,他者の発表を聞きいたりする活動であること等,について明らかとなった.