日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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論文集
「小学校『総合的な学習の時間』を中核としたプログラミング教育の実践と脱カリキュラム・オーバーロード」
〜群馬県先進プログラミング教育実践校(小学校)の事例から〜
*松田 孝
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抄録

2022年12月に大学入試センターが公表した「情報」の試作問題には,高校で必修となった「情報Ⅰ」の学習内容に対応する形で大問が設定され,「プログラミング」の問題も出題されていた.大学入学共通テストの「プログラミング」問題につながる.小中高のプログラミング教育の学習体系は一応は整備されたように見えるが,小学校においては学習時間の確保やそれに伴うカリキュラム・オーバーロードの問題も顕在化して,実態として小学校プログラミング教育の実践は十分に実施されていない.本発表においては発表者がディレクションした群馬県における「先進プログラミング教育推進校」の事例を紹介して,具体的な時間確保やその実施によるカリキュラム・オーバーロードを克服する手がかりを示し,児童・生徒のキャリア形成を保障し,Society5.0を生き抜く資質・能力を真に育む授業実践を創造する一助としたい.

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