日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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論文集
オーストラリア・ケアンズでの日本人子女の学びに見る生命科学教育への一考察
国語,算数・数学等と生物多様性保全教育とのつながり
*大貫 麻美原口 るみ三宅 志穂
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抄録

生命科学教育において求められるドメイン・オブ・コンピテンシーの涵養に関し,ケアンズ日本語補習授業校やケアンズ在住の日本人子女を対象とした個別指導学習支援施設「Tera小屋」における在外教育の実践に関する調査から,国語や算数・数学等における学びが,生物多様性保全に関する学びにつながっていることを示した。こうした横断的理解を育む取り組みとして,具体的には,ケアンズでは保護対象として広く認知されているウミガメが,沖縄県西表島ではウミショウブの減少の要因になっていることを扱う動画教材を国語の単元「わたしたちにできること」で使用する工夫,算数の総括で海洋環境に関するデータを活用し海洋生物の減少を捉える学習計画等が示された.一方,生命科学に関する用語や概念の理解に際しては,漢字の読み書きや助数詞に関する理解に留意が必要なこと等が示された。

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