主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第48回年会
回次: 48
開催地: 函館工業高等専門学校
開催日: 2024/09/13 - 2024/09/15
本研究は,資質・能力育成を志向した教育改革が先行しているドイツ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン(SH)州と協働探究を行い,両国の教育課題である教科学習とプロジェクト型学習(本論では学習者を中心とした探究的な学習を示し以下:PBLとする)のあり方を理論的・実証的に明らかにすることを目的とする.そのために,中等教育後期のドイツにおけるプロジェクト型学習の展開動向,SH州プロファイルゼミナールを行政的な側面が詳細に明にした.同時に,実施に関わる学校・生徒・教員などへ支援体制が徐々に明らかになってきた.また,日本国内の探究の現状については,探究先進県を称する福井県の実践を中心に明らかにした.ドイツでも大きな課題となっているPBLの評価の論点を整理し,グループ・モデレーションの進展などが明らかとなった.さらに,教師の指導形態や生徒の変容(関心,自己効力感,認識論的信念)を調査も実際に始まった.