日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 1
会議情報

論文集
中等教育カリキュラムにおけるプロジェクト型学習のあり方の研究(3)
ー ドイツ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州との協働探究を通して ー
*寺田 光宏
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究は,資質・能力育成を志向した教育改革が先行しているドイツ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン(SH)州と協働探究を行い,両国の教育課題である教科学習とプロジェクト型学習(本論では学習者を中心とした探究的な学習を示し以下:PBLとする)のあり方を理論的・実証的に明らかにすることを目的とする.そのために,中等教育後期のドイツにおけるプロジェクト型学習の展開動向,SH州プロファイルゼミナールを行政的な側面が詳細に明にした.同時に,実施に関わる学校・生徒・教員などへ支援体制が徐々に明らかになってきた.また,日本国内の探究の現状については,探究先進県を称する福井県の実践を中心に明らかにした.ドイツでも大きな課題となっているPBLの評価の論点を整理し,グループ・モデレーションの進展などが明らかとなった.さらに,教師の指導形態や生徒の変容(関心,自己効力感,認識論的信念)を調査も実際に始まった.

著者関連情報
© 2024 日本科学教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top