主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会 第49回年会
回次: 49
開催地: 広島大学 東広島キャンパス
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
科学館の展示から児童・生徒が主体的な学びを得にくい傾向が指摘されてきた.本研究では,科学館の既存の展示ブースを訪れた児童・生徒を定点観測し,行動や会話から展示が期待する学びをどの程度得ているのかを調査・分析した.調査結果では,半数以上の児童・生徒が展示の意図する学びに触れることができていない課題が認められた.保護者などの支援があると,ブースの意図した学びに触れる割合が高まっていた.さらに,その課題を解決するための工夫について考察したところ,「展示ブースの近くに問いを投げかけるスタッフがいて,学びを支援する.」,「展示の意図した学びを発見,達成すると小さな景品があるような工夫を取り入れる.」,「自動音声による語りかけなどで,展示の意図した学びに興味を持続しながら導くしかけを取り入れる.」などが有効である可能性が指摘できた.