主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会 第49回年会
回次: 49
開催地: 広島大学 東広島キャンパス
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
本稿では,大学入試共通テストに導入された「情報Ⅰ」の初実施における高等学校などの指導や対策,受験生の学習などを把握するとともに,それらが「情報Ⅰ」の得点に影響しているかを検討する.5つの大学に所属する令和7年4月入学の大学1年生634人に調査を行った.その結果,高等学校では3年生時に学校設定科目や教育課程外での補習などで「情報Ⅰ」の対策をしていると推察された.また,高等学校では「情報Ⅰ」の受験を視野に入れて,講義形式の指導や対策を強化していると考えられた.「情報Ⅰ」の対策場所・方法と時間に関する回答を整理した結果,主には「学校(先生の授業や補修、授業内自習)」や,「家(自習)」で学習しているが,約3割の受験生が継続的な対策をしていなかった.さらに,継続的な対策及び対策時間は「情報Ⅰ」の得点と関係していないことがわかった.