主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会 第49回年会
回次: 49
開催地: 広島大学 東広島キャンパス
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
本研究では,過去9年間にわたるソニー子ども科学プログラムの入選論文を生成AI(ChatGPT Plus)により分析し,最優秀校と優秀校に共通・相違する教育実践の特徴を明らかにし,最優秀校の論文の特徴と実際に行われた公開授業でその特徴が実現されていたのかを明らかにすることを目的とした.ビデオ教材は三河台小学校の地学の授業を編集したものを用い,教育学部学生を対象に視聴させ,アンケート調査を実施し,生成AIが出力した傾向分析との出力とを比較した.その結果,地域密着型の授業づくりや,児童の感動や驚きを引き出す体験的な学びの重視といった特徴が学生の視点からも確認され,これらは生成AIの分析と一致していた.このことは,分析結果においてハルシネーション(虚偽情報の生成)が生じていないことを裏付け,探究型教育への移行と教材開発の方向性,さらにAI活用による教育研究の新たな可能性を示唆するものである.