主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会 第49回年会
回次: 49
開催地: 広島大学 東広島キャンパス
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
本研究の目的は,Martins and Macagno(2022)の提案したアーギュメント対話分析ツールのうち,議論における学習者の発言を「指し手」として捉える評価を概観し,質の高いアーギュメンテーションに含まれる特徴を見出すことであった.その結果,「指し手」の種類として,「対話的-論争」「対話的-情報共有」「対話的-熟考」「対話的-発見」「対話的-探究」「対話的-説得」「対話的-論争的説得」「メタ対話的-明確化」「メタ対話的-アイデアの意味の明確化」「メタ対話的-文脈設定」「メタ対話的-合意形成」が確認された.さらに,質の高いアーギュメンテーションの特徴として,メタ対話的な指し手が含まれることが明らかにされた.具体的には,他の指し手の意図を明確化すること,他の指し手に含まれるアイデアの意図を明確化すること,テーマに関する事前知識の有無を明確にすること,同じ考えを共有していることを表明することである.