抄録
中学生を対象とした大気環境教育の一環として、財団法人支援センターから販売されている「アメダス」データのCD-ROMから、各観測点の各気象要素の時系列データをテキストファイル形式で他媒体に出力するC言語のプログラムを開発した。この得られたデータと財団法人日本気象協会の編集した気象データ「ひまわり」のCD-ROMを利用し、それぞれの相互の関連をとらえる方法を試行した。また、生徒の住んでいる地域の大気環境を調べるために、3Dのグラフを作成する授業を中学三年生選択理科で実践した。その結果、「気象の様々な現象」などについて気づく生徒がいることがわかった。