抄録
高校生に対して電波などの電磁波に関する意識調査をアンケート形式で実施した。さらに比較のため大学生に対しても同じ調査を実施し,また文献による放射線のイメージとも比較を行った。調査内容には電磁波という言葉のイメージ,知識,電磁波に対する学習について,携帯電話の利用に対する意識,情報の入手先等を取りあげた。その結果,高校生は電磁波の知識としてはあいまいであるが,電波や紫外線などそれぞれの知識はある程度持っていることが明らかになった。また電磁波に対してよりも携帯電話への興味関心のほうが高く,その携帯電話の使用に対して何らかの健康への不安を抱いていることも分かった。これらのアンケートの結果を基に,高校生の電磁波に対する学習意欲の向上のために有効な手段について考察する。