2007 年 23 巻 1 号 p. 7-12
昨今の日本の教育改革は、「生きる力」をとるか「教科の基礎・基本」をとるか、という二者択一の考え方をしている。そこで、「生きる力」と「教科の基礎・基本」の両立が可能であることを検証することが重要となる。一方、国際的には、OECD が掲げた、人生で成功を収める能力を示す「キー・コンピテンシー」が重要視されている。本研究では、キー・コンピテンシーを国際標準の学力とし、キー・コンピテンシーに焦点を当てたインタビュー学習をすることで、「生きる力」と「教科の基礎・基本」の両立に成果があることがわかった。