日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
ISSN-L : 1882-4684
発表
「学校気象台」観測データの活用に関する研究 Ⅱ
-盛岡市のフェーン現象に関する事例を通して-
小山 ひかる高橋 由衣名越 利幸
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2010 年 25 巻 1 号 p. 57-58

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抄録

本研究では,西側に奥羽山脈がある特異な地形に注目した.山脈を越える北西風によるフェーン現象が存在すると考え,本大学で設置した学校気象台の観測データを元に等地線描画ソフト(グヌプロット)を利用し,作画し,可視化することを試みた.その結果,寒気が厳しい冬の期間に観測地点の最も西側(土淵中学校)のみ温度が高い事実をとらえることができた.このことにより,盛岡市のフェーン現象の存在を明らかにすることを試みた.

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© 2010 一般社団法人 日本科学教育学会
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