千葉大学教育学部
2010 年 25 巻 3 号 p. 85-90
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小学生から大学生までを対象として,①お天気マークの読み取り,②「たねいも」の理解,及び③日食と月食における「かげ」の識別に関する調査を実施した。その結果を手掛かりとして,次の諸点を指摘した。すなわち,第一に,図は言葉による説明とセットになることによって,はじめて共通理解の基盤となること,第二に,指導者は,言葉,とりわけ科学用語について繊細な神経を差し向ける必要があること,そして第三に,その際,語源や漢字への言及が有効と推定される場合が考えられること,である。
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