2012 年 27 巻 3 号 p. 43-48
本稿では,パラオ共和国における数学授業研究の取組について報告する。青年海外協力隊の方々が活動している小学校の 1 つである,コロール小学校における数学授業研究の実際について報告する。パラオ教育省では,全教科にわたり,授業研究を推進しており,「指導案」「教室指導観察ツール」「授業研究リフレクション」といった各種様式が準備されており,授業研究の形式は周知されている。今後,日本型授業研究を範とするボトムアップ型アプローチによる授業研究の推進が期待される。