本調査では、2014 年から適用されてある韓国の新しい小学校理科教科書の比較研究の基礎として理科教科書を含む理科図書の開発方向及びその特徴を探って見ることにした。韓国においての教科書編纂の基本方針をみると探求能力の強化が特徴として挙げられる。特に、小学校 3,4 学年には基礎探求能力を、5,6 学年には統合探求能力の培養を重視している。次は、創造性を涵養するために2007 改訂から行われている自由探求の更なる強化である。前回の教科書の体制とは異なり、授業の一部分として取り入れて、学習が行われるように構成された。次は、融合人才教育(STEAM 教育)の導入であり、教科書の内容を STEAM 授業が使われるように再構成し、生徒たちの理科へ対する興味と進路教育までの拡張を展望に入れた構成とも言える。