日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
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発表
高校化学で用いるエステル合成の実験条件の検討
山本 祥子島田 秀昭
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2016 年 31 巻 2 号 p. 9-12

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抄録

高等学校化学では,有機化合物の性質と利用について学習する。本単元の中で扱うエステルの合成実験は,主に酢酸エチルが取り上げられている。教科書や参考書の記述に従って酢酸エチルの合成実験を行う場合,反応温度や反応時間、触媒である濃硫酸の使用量などの実験条件が明記されておらず,また実験に冷却器などを使用するので装置が大きくなり実験準備にも手間がかかる。そこで本研究では,酢酸エチルの合成実験について,より安全で簡単に行うことができ,実験試薬も少なくすることができるような実験条件の検討を試みた。

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© 2016 一般社団法人 日本科学教育学会
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