小学校教員志望の大学生で理科を得意とする学生は少ない.そのため,実際に教職に就いたとき,どのように理科の授業を進めたらよいか不安な学生は多く,どうしても教科書頼りにならざるを得ない.特に,問題解決学習を進める場合,本時の問題(課題)をどう設定し,本時のまとめをどのようにするかは大切になる.そこで,筆者は小学校理科教科書に記載されている学習課題(問題)とまとめを分析してきた.学習課題と同じく学習のまとめも重要であり,両者を分析することで教員養成時の学生にどのような単語を授業において押さえることが大切であるかを理解させることは有効であると考えられる.