東海大学
2019 年 33 巻 8 号 p. 35-40
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理科の教員を目指している実習生の教育実習中における授業を,実習生本人及びベテラン指導教員の二人がそれぞれ2つの手法(後述)で分析したところ,それぞれの分析方法でしか見えてこない効果の差が見られた.主に,VAT分析では,場面ごとにおける教師の状況認知とその対応方策を,プロトコル分析では,授業デザイン,特に授業全体を俯瞰した改善策を考えることができることがわかった.授業改善の目的に合わせて分析手法を使い分ける必要性があると考える.