日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
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発表
小学校算数科における児童の遡及的推論を重視したプログラミング教育の意義
加藤 慎一
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2020 年 35 巻 3 号 p. 109-112

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抄録

2020年度から小学校において,プログラミング教育が必修化されている.プログラミング教育のねらいを達成するために,各教科等において,プログラミング教育の系統的かつ効果的な実践に向けて教材を開発することおよびカリキュラム・マネジメントを推進することが求められている.しかしながら,小学校算数科において,まだまだ十分な検討がなされているとは言いがたい.そこで,本研究では,Peirceの遡及的推論(retroductive inference)に光をあてて,小学校算数科におけるプログラミング教育の系統的かつ効果的な実践に向けた教材を開発することを目的とする.本稿では,小学校算数科の「正多角形の作図」の授業を例に,小学校算数科のプログラミング教育において,児童の遡及的推論を重視することの意義にふれることを目的とする.

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© 2020 一般社団法人 日本科学教育学会
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